僕は女友達はいらない。
いや、そもそも女性と友達関係になれないことが多いのだが、それは友達になる前に「抱きたい!」が先行し、下心を見せてしまうからだ。
そして抱くためには腰に手を当ててエスプレッソのコーヒーを啜ってみたり、理解がある男のふりをしたりと、なかなかなステップを踏む必要があり、結果にコミットした時の達成感はひとしおであるものの、素の自分ではないことに疲れを感じるのだ。
あけすけな態度で接することができるのは、僕にとってほとんどが男に対してのみだし、なによりそういう瞬間が一番心から笑える。
そういうわけだから女の子と話す際には、下心を出さぬよう必死であるし、懐であったまったピンク色のハートがばれやしないか冷や冷やしているため、目を合わすこともできないのだ。
中学生の時も高校生の時も、クラスの女の子とは普通に話すことができた。
知り合いの半分は女の子であるし、セックスにあこがれすら抱かないほどきれいな童貞だったからだろう。
そして僕はスクールカーストでいうところの”ジョック”の取り巻きにあたるサイドキックに当たる位置にいたわけだ。
だって合唱祭で指揮者をやったし、体育祭ではサッカーで2点決めたし、文化祭で演じた「フル・モンティ」ではストリッパーの一人をやった。
このブログを読んでるナード(ギーク層の総称)の皆さんには申し訳ない、僕、眩しかったでしょう?
こうして順風満帆、友達たくさんの高校生活を終えた。
だけどね、そこから急転直下なんですよ。
予備校時代は勉強、大学時代は工学部&ラグビー部というダブルパンチ。
女とは無縁の生活。ナードというか、空気。
授業→部活→(筋トレ→)オナニーの毎日ですよ。
チェックのネルシャツで授業を受けて、横縞のジャージで練習して、邪な気持ちで夜な夜な自分磨きですよ。
「林さん、ちんぽの画像ください」
って言われたことあるか?
ばか、ご褒美じゃねぇよ!
言ってきたのはラグビー部の後輩部員(♂)だよ!
女とタピオカデートだなんてキラキラした大学生活なんて夢のまた夢。
こちとら効率のいいプロテイン選びのためにミーティングまでやってたんだからな。
「kentaiのホエイとクレアチン始めたら、ベンチの1RM100超えたわ。」
もはや宇宙語ですが、実際の私の学生時代のセリフです。
こんなもんだから、女性への免疫力の低下・生来の人見知りが加速して女の人とは話せなくなったのだ。
そして数少ない出会った女性を、女性性として意識してしまうことが(つまり下心)、僕をさらに奥手にさせる。
結局僕は負の螺旋階段を延々と下り続けたのだ。
1.身近に女の子がいない
2.免疫力を失う
3.女の人を性的対象としか見ることができない
4.見透かされているんじゃないのかという恐怖から話すことができなくなる
以下2~4繰り返し・・・
だったらね!特訓ですよと駆け込んだキャバクラでも散々な結果を繰り返す始末で、挙句にお金を払わないと女の人と会話ができなくなる症候群にかかる。
まぁこの病は1年あまりで治癒したのだが、結局僕の精子脳はいまだに治る兆しを見せない。
僕はこの先女の人と目を見つめあって、穢れのない微笑みを浮かべることができるのだろうか。
さ、ブログも書いたし、MDMAキメてオナニーするゾ~~!