愛想笑い教育講座

諸事情によりブログ名変更。23歳Gカップの美女だと思って読んでください

中標津に来ている

仕事の都合で中標津に来ている。
今では道東道も釧路まで延伸し、札幌から車で7時間もあれば行けるようになった。
田中角栄日本列島改造論に感謝している。
僕が北海道に来た当初は10時間以上かかっていたから。

他府県民には同一県内を7時間かけて移動することなんぞ信じられぬことだろう。
あっても離島に行くために、フェリーや飛行機に乗るとか、八王子に行くとか、そういう特殊な事情だろう。

そういう事情での勝負が許されるのであれば、こういうのはどうだろうか。
本島オホーツク沿岸まで移動し、漁船持ちの懐寂しい漁師を見つけ、離島まで航海し、謎の出入国手続きを行う。
これであれば丸一日はかかる。運悪く漁船航行中にロシアに拿捕されてしまうと、オマケで1週間の追加。
え?北方四島はロシアの実行支配下にあるし、ロシアの領土だって?
バカ言えよ、北方領土は日本固有の領土だろ?北方領土エリカちゃんもそう言っているピィ。

 

オホーツク沿岸の町に来ると「返せ!北方領土」の看板を頻繁に目にする。中標津とて例外ではない。


余談ではあるが、大学時代に関西弁の流暢な中国人の同期がいた。
大学時代といえば十数年前のことで、当時は尖閣諸島の問題がテレビでも取沙汰されていた。
そんな中、居酒屋「一ッ時」にて酒が進むと彼はいつも「尖閣諸島は中国の物やで!」と豪語していたのだ。
しかし彼は酒が強くなかった。
酒に飲まれて潰れた彼の顔や尻に、女将のチアキから借りた極太油性マッキーで「尖閣諸島は日本固有の領土です」と落書きをし、黙って家に帰した。
今年はどうやら日中国交正常化50周年らしいが、真の意味での日中国交の正常化はまだ道半ばなのであろう。

閑話休題

中標津の町は牛の臭いが充満している。
雨上がりであればそれはいくらかマシになるものの、町全体が牧場のあの芳醇な香りに包まれているのだ。
それもそのはず、人より牛が多いと言われる同市は、人口2万3千人に対し乳牛が4万頭いるらしい。
なるほど、ともすれば乳首の数は牛だけで16万本になる訳だ。
水道を捻った時、愛媛ではポンジュースが出ると言われ、千葉県野田市では醤油が出ると言われている。
これはもしかして、牛の乳首を捻り上げると牛乳が出るのではないだろうか。
はっはぁ~ん。

このことから、ある程度の人口ではあるものの田舎町なのは想像に難くないだろう。
広大な土地を有し、遠くには知床連山や斜里岳を望める自然たっぷりな町である。
昨日、車で5分の道中でタンチョウを見ることができた。
一時期は絶滅したとまで言われ、2021年現在においても国内に1500羽しかいないとされているタンチョウを道路脇に眺めることができるのは紛れもなく同市の魅力だろう。
しかし、酪農従事者や農場従事者に言わせてみると、害鳥としての側面も持つらしい。
曰く、トウキビやソバの食害、牛舎への侵入による家畜のストレス増大、感染症の媒介など、想定される被害も少なくないようだ。
いち観測者からすれば幸運な出会いだろうが、特別天然記念物に指定されている以上無碍にはできない第一次産業就労者にしてみれば、身近に見るほど生息数の増加や被害の増大を想定させるものになるだろう。

僕はバカなので、このブログのオチをなんとかつけようと頭を捻って「タンチョウ 乳首 本数」と調べたが、当然鳥類であるタンチョウは乳首を有するはずもなく、出てきたのは"ラッコの乳首は後ろ脚の近くに2本ある"という明日使えぬ無駄知識だけだった。
どうぞ、オチのつかぬこんな記事を執筆した僕の乳首を捻り上げてください。
喘ぎ声くらいは出して見せますから。

 

 

余談だけど、文フリで本出すよ