愛想笑い教育講座

諸事情によりブログ名変更。23歳Gカップの美女だと思って読んでください

無個性が語る個性

家の前にそびえる「ハローワーク」を見つめながら、ぼんやりと就活のことを考えていた。

みんなは就職活動をしたことがあるだろうか。
文系学生は数十社、理系学生は数社~十数社エントリーするのが普通だという。
大学時代に付き合っていた一橋大学の彼女も、十数社から「今回は~お祈り申し上げます。」と物腰柔らかな人格否定(本人談)を受け、泣きながら電話をかけてきていたことを覚えている。
この時すでに「彼女」の頭に「元」という枕がついていたことは忘れてはならない。
必死で慰めて泣き止んだ後に、ヨリを戻すためのネゴと、電話口でのマスターベーションの依頼という、決して一緒くたにすべきでない、きわめて「混ぜるな危険」である両者をない交ぜに持ち掛け、最終的に泣くのは僕というのを数度繰り返したが、函谷関は落城しなかった。
結局その元彼女は同じゼミの「太郎」という帰国子女とくっつくことになったらしい。
これにより、僕は"ヨリを戻したいならマスターベーションを依頼してはならぬ"という世の中の真理を悟ることができた。

 

つい思い出に浸ってしまったが、僕がしたいのは僕の就活の話。
元彼女の経緯もあってか、僕は就職活動そのものに強い嫌悪感を抱き、死んだ目、作られた笑顔、偽りの熱意、誇張したステータス、リクルートスーツ、ポニーテール、ビジネスバッグで「個性」をアピールする烏合の衆にげんなりしていた。金太郎飴に個性があるか?
毛嫌いした就職活動も、経験せずに批判してはいけない。
そうして春、物は試しと民間企業で唯一エントリーした「ホクレン」は1次の集団面接で落ちた。
次に札幌と東京で消防士を受けたが、面接で落ちた。

 

そういえば、学生時代にバイトの面接で7連敗したことがある。
ここにその理由を振り返ってみよう。

 

ミスタードーナツ→音信不通
②人手の足りない早朝コンビニ→ラグビー部のくせに暗いね
③先輩の伝手のピザデリバリー→事故りそう。信用できない。(面接中にバイト様にタバコの煙を吹き付けられる)
④後輩マネージャーの伝手の居酒屋ふうり→暗い
⑤居酒屋→熱意が足りない
⑥定食屋→ラグビー部はシフトに融通が利かない
スターバックス→不明(倍率60倍!!)

 

なるほど。さすが店長達。見る目がある。
僕みたいなナメクジを採用する企業がどこにあるだろうか。
ホクレンが扱う農作物にナメクジがついても困るし、ナメクジはなんとなく火に弱そう。
リュック姿に目元まで前髪があるナメクジは大変に個性があるものだっただろうが、消防士に個性いらんだろ。バカ。
こういうわけで見事に社会不適合者という悪魔の証明がなされた過去があるわけだが、今では立派に社会に迎合しております。漫画「ワンピース」も「キングダム」も読んでるし。

 

街で見かけても塩をかけないでください。

※潮なら可