愛想笑い教育講座

諸事情によりブログ名変更。23歳Gカップの美女だと思って読んでください

僕を蟻にしてください。

夜ごはんの麻婆豆腐をうまいうまい言いながらスガワラと箸でつついていた。

テレビをつけたら蟻博士がアマゾンを歩き回って様々な蟻の解説をしている。

どうやらそのシロアリは、数多くの働きアリたちがトンネルを作るらしい。

スガワラはその様子をほうほうと感心しながら見ていたが、口を開いた。

 

「アリイカじゃん。」

 

「え?」

 

聞こえなかったわけじゃないし、意味が分からないでもなかった。聞き間違いを疑ったのだが、僕の耳は正しかった。

 

「いや、だから、ハヤシさんは蟻以下。」

 

「ほぉ」

 

やはり。ほぉ。へぇ。ふむ。

カノジョに蟻以下と言われたことがある??

これ以上の言葉はでねぇから。

 

「蟻だってこんなに頑張って働いているのに、ハヤシさんはこれから仕事を辞めてニートをするでしょ。やっぱり蟻以下だよ。見習えよ。」

 

「蟻さんを?」

 

「蟻さんを」

 

ええ、蟻さんを見習うの。

ぼくが、蟻さんを。

 

続いてテレビにはグンタイアリが映る。

 

「入隊しろよ」

 

インターンとかあるかな」

 

「ない」

 

以上、地獄からお送りしました。

 

履歴書書かなきゃなぁ。