愛想笑い教育講座

諸事情によりブログ名変更。23歳Gカップの美女だと思って読んでください

親知らずを抜いた

2018年9月18日(火)
AM11:35
僕は涙目になりながら(あるいは泣いていたかもしれない)血に滲んだフニャフニャのちんぽをしごいていた。気分はウミガメの産卵である。
しかしこの涙はイチモツの不安を募らせたことによるものでも、生命の誕生を喜ぶ感涙でもなかった。

2018年9月18日(火)
AM6:59
眠い目をこすり目を覚まし、一分後になるであろう携帯電話のアラームを予めOFFにする。
だいたい狙った時間に起きることができるので、アラームが鳴る直前に目を覚ますことが頻繁にあるのだ。
そして、右下の親知らず周辺の歯茎が腫れ、ズキズキと痛みを伴うことを確認した。
 
AM7:42
通常なら出社する時間である。
歯茎の痛みは耐えられる程度ではあったが、会社に行きたくないとの思いからAMは歯医者に行くことを決め込み、再び布団に入る。
 
AM8:25
始業時間が8:30であるため、会社に午前休の旨連絡する。
 
AM8:57
近所の歯医者に到着し、受け付けを済ませる。
硝子戸の向こうでは、マスクをつけた歯科助手たちが忙しく歩き回っている。
この世は天国。
 
AM9:15
診療開始。レントゲンを撮る。
「親知らずが奥歯側に60°傾いているため、奥歯との隙間から菌が入り込んでいる。ストレスや疲れから一時的に腫れることはよくあることだ」
とのことだが、どういう話の流れかその場で親知らずを抜く話に。
へへへん、麻酔してポンッだろ。10分もかからず終わるだろう。
 
AM9:40
外科の先生(男)が到着し、抜歯開始。
麻酔薬を塗布し、効き目が出たところでガリガリ始める。
おや、ペンチのようなものでバシッと抜歯できるものではないのか。一抹の不安を覚える。
 
AM10:10
痛みのあまり滂沱の涙。
アヘァ"ッ!!!!と声にならない声を何度も上げる。
手を挙げれば麻酔薬を足してくれるのだが、それでも痛い。
患部はもとより、抑えつける指と開けっ放しの顎が猛烈に痛い。
イラマチオや長時間のふぇらは絶対させないように決意する。
時折バキッと音が聞こえてくる。
 
AM10:20
舌の筋肉の使い方がわからなくなり、何度か先生の指をペロリとする。泣きながら。
敬語だった先生の口調は子供をあやすようなため口に変わってくる。
 
AM10:30
先生が、「どうしよう・・・」とつぶやく。泣く。
 
AM10:40
抜歯終了。
助手のお姉さんがティッシュをくれたので、涙を拭いて鼻をかむ。
どうやら、親知らずの根っこが3又に別れてさらにフックしていたために時間がかかったようだ。
砕けた親知らず片を見るが、でかいし血まみれ。
形を保ったままだったら、前歯が一本ない友達の誕生日プレゼントに持って帰ろうと思っていたが、それどころではなかった。
 
AM11:10
帰宅し、猛烈な痛みを感じつつもAVを立ち上げる。
9月中に限り、北海道のauユーザーは、通信制限が解除されている。
案の定、勃起せず。口の中は血の味。
 
AM11:30
まだ麻酔が利いている口の中の感触に不快感を覚えるものの、ひらめいた。
手に麻酔をすれば、他人に手こきされている感が出て、ものすごく快感なのではないかと。。
以前にも、股ぐらの後ろ側から手を突っ込んだ状態で正座し、手の血液を止めて麻痺させることで、他人にされている感を演出しようとしたことがあった。失敗に終わったのだが。
口の中の麻酔の残りを手ですくい取ることで、手の感覚を麻痺させることができるのではないだろうか、と考えた僕は、右手で患部に指を突っ込み、入念に撫であげる。
痛みで再び涙が出るが、すべては快楽のため。一念天に通ず。乾坤一擲。
そして血に滲んだ右手の指先を手のひら全体に広げ、5分待つ。
 
AM11:35
目に涙を浮かべて手こきを開始するが。
思うようにいかない。(いくはずがない)
僕の念は天に届かなかった。
「おちんぽください」と必死に喘ぐ姫川ゆうなに涙の別れを告げて、携帯電話の電源ボタンを押す。
ごめんな、おちんぽあげれなかった。
ブラックアウトした画面には、涙をぬぐう僕の不細工な顔が映った。
 


 
こうして僕の午前中は幕を閉じた。
二度と抜くもんか右下の親知らず。